最終更新日 2024年4月11日 by olfver
うつ病や双極性障害、統合失調症などの精神疾患は、一般的な病気とは違って治療が長引くケースが多いです。
精神科の病院やクリニックに通院をしているけれど、日常生活や社会生活に支障をきたしている場合は、精神障害者支援を受けることが出来ます。
精神疾患が原因で長期間入院をしていたり、退院をして通院をしているけれど、掃除や洗濯、調理、片付けなどの家事がこなせなかったり、通勤や通学などの社会復帰が難しい場合は、精神障害者手帳を発行してもらうことが出来ます。
手帳を発効してもらうことで所得税や住民税などを免除してもらえたり、相続税が発生しなくなるなどのメリットがあります。
病院のケースワーカーなどに相談をしてみる
精神科のクリニックや病院で、カウンセリングや投薬などの治療を受けているけれど、辛い症状がなかなか改善せずに不安を感じている場合は、病院のケースワーカーなどに相談をしてみると良いでしょう。
通勤や通学をしている人は、人間関係や仕事、学業の悩みなどが原因で精神疾患に罹る人が増加しています。
現在はストレス社会になっているため、精神疾患は誰でも罹る可能性があります。
抑うつやイライラ、緊張、不安、幻覚、妄想などの症状が見られる場合は、通勤や通学が一時的に出来なくなることが少なくありません。
会社員の場合は健康保険に加入をしているので、一定の条件を満たしていると傷病手当金を受け取ることが出来ます。
健康保険組合に電話などで問い合わせをすることで、手続きの方法を教えてもらえるので安心です。
インターネットの公式サイトから書類を印刷することが出来るので、パソコンからダウンロードをしておくと良いでしょう。
郵送で手続きをすることができる
健康保険組合の窓口に足を運ばなくても、郵送で手続きをすることが出来ます。
病院で病気の診断を受けており、一定期間以上欠勤をしている場合は給付金を受け取ることが出来るため、お金の不安を軽減することが出来ます。
毎月の収入の6割ぐらいの金額を受け取ることが出来るので、安心して治療に専念できるので活用すると良いでしょう。
傷病手当金は生活習慣病はもちろんですが、精神疾患で通勤が出来なくなった時も受給できるので安心です。
精神障害者は病院やクリニックで、カウンセリングや投薬、デイケアなどの治療を受けることが出来ます。
基本的には健康保険は3割負担になっているため、病気の症状が重く、通院の頻度が高い場合は治療代が負担になることが多いです。
治療代が負担になってしまい、通院をやめてしまうことが少なくありません。
自立支援医療制度について
自立支援医療制度は精神障害者手帳を持っていなくても、市役所などで手続きをすることが出来ます。
自立支援医療制度は都道府県知事の認定を受けることで、治療費が1割負担になる制度です。
市役所の窓口では申請書や診断書、同意書などの書類を用意することが出来るので、医師に診断書を書いてもらうと良いでしょう。
精神疾患の症状が重度かつ継続に該当する場合は、自立支援医療の制度を利用することが出来ます。
市役所の窓口で手続きをしておくと、数週間後に自宅に受給者証を郵送してくれるので便利です。
受給者証を受け取ったら、期限が12月31日になっているので、古い受給者証を返却する必要があります。
場合によっては障害者年金を受給することができる
うつ病や双極性障害、統合失調症などの精神疾患は、良くなかったり、悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ回復してくる病気です。
一人一人症状の重さにも多少の違いがありますし、回復のスピードにも個人差があります。
精神疾患の症状がなかなか良くならず、日常生活や社会生活を営むのが難しい場合は、障害者年金を受給することが出来ます。
病院やクリニックのアドバイスを受けたり、社会保険労務士などに相談をすると良いでしょう。
障害者年金は症状の重い順から、1級、2級、3級などがありますが、等級が高いほうが多くの金額を受け取ることが出来ます。
洗面や歯磨き、入浴、排泄などの衛生を保つのが難しかったり、家事や仕事が出来ないので悩んでいる場合は、受給をすることが可能です。
障害年金を受け取ることで生活の不安を軽減することが出来るので、まずは申請をしてみると良いでしょう。
まとめ
長期的な入院が必要になっており、医療スタッフの介助や介護がないと生活が出来ない場合は、一番等級の重い一級を受給することが出来ます。
両親や兄弟姉妹、配偶者などの身内が精神疾患に罹ってしまったら、社会保険労務士に相談をするのがお勧めです。
長期的な入院をしていたので、すぐに家に帰ったり、一人暮らしをするのに不安を感じている人が少なくありません。
あん福祉会など全国に精神障害者グループホームがあるので、不安を感じている場合は入居を検討してみると良いでしょう。
あん福祉会などのグループホームに入居をすることで医療スタッフの支援を受けることが出来ますし。
社会復帰をするための軽作業などの仕事をすることが出来ます。
規則正しい生活を身に付けたり、就労支援などを受けることが出来るので入居をしている人が多いです。
