かつらを長持ちさせる手入れの習慣5つ

元理容師で、自分でもかつらを使って13年になる藤本です。
最初の1枚は手入れが雑で、2年もたたずに生え際がすけてしまいました。

その後、道具の扱いを見直してから、同じ価格帯のかつらでも傷み方がずいぶん変わりました。
この記事では、私が今も続けている手入れの習慣を5つ紹介します。

習慣1 外したら裏側を拭く

かつらの裏側は頭皮に直接触れるので、汗や皮脂がしみ込みます。
インクリーズヘアーのコラムによると、周りの補強部分はポリウレタンなどの樹脂でできていて、汚れを放っておくと変色やひび割れの原因になるそうです。

国立がん研究センター中央病院のアピアランス支援センターの冊子にも、着用後は内側を拭くようにと書かれています。
洗えない日でも、拭くだけはやっておくと違います。

習慣2 洗うときは押し洗い、タオルは押し当てる

洗う回数は製品や装着方法で変わるので、購入時の説明書に従うのが基本です。
洗い方そのものは、もまずに押し洗いしてよくすすぐという点で、メーカーや病院の資料はおおむね一致しています。

シャンプーが残ると雑菌が増える原因になります。
タオルでゴシゴシこするのも、毛が絡んで抜ける原因になるので、挟んで軽くたたく程度にしています。

習慣3 ドライヤーは裏側から、仕上げは冷風

乾かすときは裏側から温風を当て、ベースと根元を先に乾かします。
熱が一か所に集まらないよう、ドライヤーは軽く揺らしてください。

髪の毛はヘアアイロンなどの高温の熱でダメージを受けることが研究で示されています。
耐熱表示のない人工毛には温風を当てないほうが安全です。
私は七割ほど乾いたら冷風に切り替えています。

習慣4 ブラシは目の粗いもので毛先から

先のとがったクシや硬いクシは、ネットを傷めることがあります。
目の粗いブラシで、毛先、真ん中、根元の順にほぐしていきます。

絡んだ毛を力まかせにとかすと抜け毛につながるので、引っかかったらいったん手を止めます。
理容師時代もお客さまの髪を毛先からとかしていたので、ここは自毛と同じです。

習慣5 濡れたまま日に当てない、店で点検してもらう

水に浸した黒髪に紫外線を当てると、強度が落ちて色も抜けたという日本化粧品技術者会誌の研究があります。
乾いた状態では変化がなかったそうなので、私は日の当たらない場所で乾かしています。

もう一つは、半年に一度くらいは購入した店で見てもらうことです。
自分では気づかない傷みを早めに見つけてもらえます。

習慣守ること
裏側を拭く外したら汗と皮脂を拭き取る
押し洗いもまない、こすらない、すすぎ残さない
ドライヤー裏側から当てて仕上げは冷風
ブラッシング目の粗いブラシで毛先から
保管と点検濡れたまま日に当てない、半年に一度は店へ

次のような傷みが出てきたら、手入れよりも修理を考える段階です。

  • ネットが破れている
  • 毛が減って地肌がすけて見える
  • 裏側のベースにひび割れがある
  • 分け目の人工皮膚が変色している

ネットの破れは放っておくと広がり、周りの毛も抜けていきます。
増毛やベースの補修など、インクリーズヘアーのかつら修理のページにメニューと料金がまとまっているので、目安を知るのに役立ちます。

まとめ

かつらの傷みの多くは、汗と皮脂、熱、摩擦が原因です。
裏側を拭く、こすらない、熱を当てすぎない、毛先からとかす、濡れたまま日に当てないの5つを続けるだけでも、傷み方は変わってきます。

それでも傷みは少しずつ進むので、早めに店で見てもらうのが長く使ういちばんの近道です。

最終更新日 2026年10月27日 by olfver